今回は今年創立50周年を数える少林寺拳法部の練習を取材させて頂きました!
少林寺拳法部の練習は、練習内容の考案から指導まで全てを学生自身で行っています!
この日の練習は振子突(ふりこづき)、順突(じゅんづき)、逆突(ぎゃくづき)、蹴上(けりあげ)などの突きや蹴りの基本技の確認から始まりました。この練習では、部員全員で技の動きを繰り返した後に、お互いに技の修正点を指摘し合いながら技の完成度を高めていきます。
少林寺拳法には練度に応じて級や段位が与えられており、部員には大學から始めた人から有段者まで在籍しているため、基本的に有段者が見本となって部員同士で技を磨いていきます。練習には他大学の学生も参加しており、様々な刺激を受けながら皆で切磋琢磨しています。
基本技の確認の後は移動しながら順突、逆突、廻蹴(まわしげり)などの技を繰り出す練習を行いました。廻蹴の練習は二人一組で行い、一人がミットを持ち蹴りを受け止めます。この廻蹴の練習を私も体験させていただきました!ミットを持って女子部員の蹴りを体感してみましたが、予想以上の蹴りの重さに思わずよろめいてしまいました…。また、ミットに廻蹴も打たせていただきました!キレイにヒットするとパァン!と気持ちの良い音が響くのでとても爽快です!
練習の最後は二人一組で行う演武の練習を行いました。演武は決められた技をより美しくなめらかに行う必要があるため、入念に技のタイミングを確認していました。少林寺拳法部の演武は新歓期間や本學の学園祭である若木祭でも披露されるので是非見に来てください!
競技紹介
少林寺と聞くと中国発祥の拳法と思われるかもしれませんが、少林寺拳法は日本生まれの武道で、突きや蹴りを主体とした剛法と、投げや関節技を主体とした柔法が一体となった護身の要素が強い武道です。
少林寺拳法の競技種目には以下の様に様々なものがあります。
・演武…決められた型を行い、スピード、キレ、気迫、正確性などを点数化し競います。演武には1人で行う単独演武、2人で行う組演武、3人で行う3人掛け、6〜8人で行う団体演武があります。
・運用法…いわゆる組手のような種目です。有効な攻撃・反撃を行うとポイントが加算され、そのポイントを競います。より実戦的な実力が問われる種目です。
主将インタビュー
少林寺拳法部は今月に幹部交代を控えているため、新主将となる3年田川遼さんにお話を伺いました!
Q.次期主将としてどんな部活にしていきたいですか?
A.当部のいいところはメリハリのあるところだと思うので、次期主将になるにあたって今後もメリハリをもった部活にするための雰囲気づくりをしていくのが主将の仕事だと考えています。
Q.もともと少林寺拳法の経験はあったんですか?
A.いえ、少林寺拳法は大学から始めました。
Q.何がきっかけで始めようと思ったんですか?
A.もともと武道をやりたいと思っていたんですけど、数ある武道系部会の中から少林寺拳法を選んだのは、雰囲気が良かったから。
Q.実際に入部してみてどうでしたか?
A.やっぱりもっと厳しい部活もあると思うんですけど、うちは厳しいところは厳しく、遊ぶところは遊ぶっていう和気あいあいとした雰囲気です。武道ですが、武道の空気をあまり知らない人でも始めやすい、そういう部活だと思います。
Q.少林寺拳法部に入ってよかったなと思うことはなんですか?
A.護身の技術が身につきますし、あとは横だけじゃなく上下共に人とのつながりが増えました。人を指導することとか、人に使われることを覚えたっていう点でも部活に入ってよかったなと(笑)
Q.少林寺拳法部の今後の目標はなんですか?
A.まだ大会で成績を残せていないので、11月の全日本大会でまだ入賞は難しいと思うんですけど、本選に行くのが当たり前になるようにしていけるようにしたいです。
Q.部員を集めるのは大変だと思うんですが、新入部員を募るためにどんな取り組みをしましたか?
A.今年の新歓からリーフレットを作りまして、年間行事とか、少林寺拳法についてとか、部活のこととかを書いて新入生に配ったりしたのが効いたかなって思います。ポスターなんかも作ったりして、できることはやるっていうのがうちの方針ではありますね。
新主将としてこれからもがんばってください!
部会紹介 國學院大學体育連合会
少林寺拳法部
昭和43年創立
部員数:13名
活動日時:水・金・土(18時~21時)
活動場所:渋谷キャンパス 5号館3階 多目的フロア
HP:https://kokudaisyourinji.jimdo.com/
twitter:https://twitter.com/kokudaisyorinji